風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

圧倒的な勝利者として

 

恐れてはならない。
  おののいてはならない。ヨシュア記81
 
 信仰の戦いを
立派に戦い抜きなさい。Ⅰテモテ612
 
        (ローズンゲン日々の聖句5/12;木)
 
 エジプトを脱出したのち、40年の荒野での生活を終え、いよいよ、ヨルダン川を越え、約束の地に入ろうとするイスラエル
 
 エリコをのぞむモアブの草原で、天の神、主は、モーセに命じられたのだそうです。
父祖の家ごとに20歳以上で軍務に着くことができる者すべての人口調査をせよと。
その結果、20歳以上で軍務に着くことのできる者の数は、601730人だったそうです(民数記26151)。
男子で20歳未満と軍務につくことのできない高齢の者がその同じ数くらいだとすると、男子、合わせて120万人。女性が同じくらいだとすると、イスラエル人の総勢は240万人くらいということでしょうか。
それと、加わって来た多くのイスラエル以外の人々(出エジプト12:38)が40年、荒野の旅をしていたということのようです。
 
 指導者モーセがモアブの地で死んだ後、神である主は、モーセの従者、ヌンの子ヨシュアモーセの後継者として立て、民を率いてヨルダン川を渡らせ、立ちはだかるエリコを陥落させたのち、アイの町を目の前にして、ヨシュアに仰せられたのだそうです。
「恐れてはならない。おののいてはならない。戦う民全部を連れてアイに攻め上れ。
見よ。わたしはアイの王と、その民、その町、その地を、あなたの手に与えた」(ヨシュア81)と。
 
 使徒パウロも、晩年、年若い弟子のテモテに書き送ったのだそうです。
「しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です。
私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることも出来ません。
衣食があれば、それで満足すべきです。
金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。
金銭を愛することがあらゆる悪の根だからです。
ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。
しかし、神の人よ。あなたはこれらのことを避け、正しさ、敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心にもとめなさい。
信仰の戦いを勇敢に戦い、永遠の命を獲得しなさい」(Ⅰテモテ6612)と。
 
 イエスも言われました。
「あなたがたは、世にあっては患難があります。
しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです」(ヨハネ1633)と。
 
 
 少しも恐れていない者に「恐れてはならない」という必要はないのですね。
恐れ、おののいているから、「恐れてはならない。おののいてはならない」と言われる。
恐れているなら恐れているまま、おののいているならおののいているまま、不安なら不安なまま、ひざがカグガクしているなら、ガクガクしているまま、そのままで出て行けばいいのだそうです。
すでに世に勝っているイエスがともにいてくださり(マタイ2820)、運んで下さるのだそうですから(イザヤ46:3~4)。
今日も。