風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

新しいものと古いものを見分けて

父は子に
  あなたのまことを知らせるのです。イザヤ書3819
 
 天の国のことを学んだ学者は皆、
自分の倉から
新しいものと古いものを取り出す
一家の主人に似ている。マタイ1352 
 
 マタイ11:(7101115
 イザヤ書6614
      (ローズンゲン日々の聖句12/15;木)
 
 天の神、主、「わたしはあるという者」と名乗られる方は、まことである方、
約束はそのとおりに実行し、
契約はそのとおりに守られる方なのだそうです。
 
 天の神、主が、モーセを通して、イスラエルの民と最初に結ばれた契約、
それは、天の神、主が、御思いを民に示し、
民は自分の力でその御思いのとおりに生きていくことによって、
天の神、主がイスラエルの人々の神となり、
イスラエルの人々が神の民となるというものでした(出エジプト19582438)。
 
 しかし、その後のイスラエルの歴史を通して明らかになったことは、
民はいよいよ首筋を硬くし、心をかたくなにして、神に聞こうとはせず、
「善悪を知る者」(創世記3522)として、自分の思う通りに歩む者であるという事実でした。
 
 天の神、主は、何度も預言者を遣わして、ご自分に立ち返るよう、
聞く者になるよう呼びかけたのだそうです。
けれども、民は聞こうとせず、
ついにバビロン帝国を用いてイスラエルを打たれることになったのだそうですが、
その時、主は新しい契約の予告をなさったのだそうです。
 
 「見よ。その日が来る。――主のみ告げ―― 
その日、わたしはイスラエルの家とユダの家とに、新しい契約を結ぶ。
その契約は、わたしが彼らの先祖の手を握って、エジプトの国から連れ出した日に、彼らと結んだ契約のようではない。
わたしは彼らの主であったのに、彼らは私の契約を破ってしまった。
 ――主のみ告げ――
 
 彼らの時代の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうだ。
 ――主のみ告げ――
わたしはわたしの律法を彼らの中に置き、彼らの心にこれを書きしるす。
わたしは彼らの神となり、彼らは私の民となる。」(エレミヤ313133)。
 
 「わたしがきよい水をあなたがたの上に振りかけるそのとき、
あなたがたはすべての汚(けが)れから清められる。
わたしはすべての偶像の汚れからあなたがたをきよめ、
あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。
わたしの霊をあなたがたのうちに授け、
わたしのおきてに従って歩ませ、わたしの定めを守り行わせる」(エゼキエル362528)と。
 
 
 そして、この預言された新しい契約は、およそ6700年後、
あのイエスが十字架刑で処刑されて、
「神のひとりのようになり、善悪を知る者」になっている(創世記3522)、
私たちの「生まれたときからの霊」を処刑済み、死んだものとし、
 
三日目の日曜日の早朝、墓より、新しい霊のからだに復活し、
40日に渡って、何度も弟子たちに現れ、神の国のことを語ったのち、
弟子たちの見ている前で、オリーブ山から天の「父である神」の右の座に帰られた
イエスが派遣してくださる「聖である霊」と呼ばれる方が、
待ち望んでいた弟子たちのところに来てくださり、
弟子たちの心に「父である神」の御思いを置き、
弟子たちがこの御思いによって、
「聖である霊」と呼ばれる方が話させられるままに話し出したあのとき、
実現したのだそうです(使徒214)。
 
 この、「聖である霊」と呼ばれる方によって、「父である神」の御思いを受けて生きるようになるという約束は、「あなたがたと、その子どもたち、ならびにすべての遠くにいる人々、すなわち、私たちの神である主がお召しになる人々に与えられている」(使徒239)のだそうです。
 
 この、天の御国での生き方をこの地で生きる生き方を学んだ者は、
ちょうど、一家の主人が、自分の倉から
新しいものと古いものを見分けて、自由に取り出すように、
「聖書」と呼ばれる一冊の本の中から、
そして、自分の心にある思いの中から、
新しい契約と古い契約を見分け、自由に取り出すことができるのだそうですね。
 
 
 そして、イエスが、バプテスマのヨハネのことを、
古い契約に属する最後の、最大の預言者と言っておられますが、
その古い契約の最大の預言者よりも、
新しい契約に生きる一番小さな者のほうが
偉大な者にしていただけるのだそうです(マタイ1111)。
 
 新しい契約に生きる。
「生まれたときからの霊」から来る思いを、
イエスの十字架刑での処刑に合わせていただいて死んだ者から出て来る思いだと認めて横に置き、
「聖である霊」から来る、
「父である神」が今、私に対して思ってくださっている御思いによって生きていきたいですね。
御国で通用する栄光の御業の中に。
今日も。
 
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