風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

武力によらず、権力によらず、わが霊によって

武力によらず、権力によらず、
  ただわが霊によって、と万軍の主は言われる。ゼカリヤ書Zechariah46
 
 信仰によって、
エリコの城壁は、崩れ落ちました。ヘブル書Hebrews1130
 
 黙示録Revelation2216172021
 ルカLuke13956
      (ローズンゲン日々の聖句12/22;木)
 
 天の神、主によって特別に選ばれ、
律法というかたちで御思いを示され、
「主の仰せられたことはみな行い、聞き従います」と答えて、
神の民となる契約を結んだイスラエルの人々(出エジプト記Exodus19482438)。
 
 けれども、天の神、主、「私はある」という者と名乗られる方との、
「一つ」になる生き方を捨て、
天の神、主に対抗して、
「神のひとりのようになり、善悪を知る者」となったアダムの子孫であることからは
まぬかれることはできなかったのだそうです。
 
 天の神、主の呼びかけに応じようとせず、
うなじのこわい者、自分の思う通りの道を行く者だったのだそうです。
 
 それで、天の神、主は、これ以上、放置できなくなって、
北からバビロン軍を呼び寄せてエルサレムを攻めさせ、
ついにエルサレムは陥落し、
頼みとしていた神殿も破壊され、
城壁も壊されてしまったのだそうです。
 
そして、民は捕囚としてバビロンに引いて行かれたのだそうです。
 
 けれども、天の神、主のご計画の70年の時が満ちて、
ユダヤの人々はペルシャのクロス王によってイスラエルへの帰還を許され、
神殿再建に取りかかりますが、
周囲の異民族の妨害に会い、工事は18年間中断されたのだそうです。
 
 それで、天の神、主は、ハガイやゼカリヤを預言者として立てて民を励まし、
指導者であったゼルバベルへの励ましの言葉として、
「わが霊によって」神殿再建工事は完成すると仰られたのだそうです。
 
 「わが霊によって」ことが成る。
それはエリコの時もそうだったようです。
 
 エジプトの奴隷状態を脱出したけれど、
民の不信仰のゆえに40年の荒野での生活を過ごしたイスラエルの民に、
天の神、主は「北のほうに向かって行け」(申命記Deuteronomy23)と命じられたのだそうです。
 
 そして、ついにヨルダン川を渡ったイスラエルの民の前には、
エリコの城壁が立ちはだかっていました。
投降を呼びかける声に聞かず、城門を堅く閉ざすエリコの町。
 
 そのとき、天の神、主は、指導者ヨシュアに仰せられたのだそうです。
「見よ。わたしはエリコとその王、および勇士たちを、あなたの手に渡した。
あなたがた戦士はすべて、町のまわりを回れ。
町の周囲を一度回り、六日、そのようにせよ。
七人の祭司たちが、七つの雄羊の角笛を持って、箱の前を行き、
七日目には、七度町を回り、祭司たちは角笛を吹き鳴らさなければならない。
その角笛の音を聞いたなら、
民はみな、大声でときの声をあげなければならない。」(ヨシュア記Joshua625)と。
 
 そして、民がその言葉のとおりにしたとき、エリコの城壁が内側に崩れ、
イスラエルの民はエリコを攻め取ることができたのだそうです(ヨシュア記Joshua620)。
 
 天の神、主、「わたしはある」という者と名乗られる方を信頼し、その言葉に従った結果だとヘブル書の記者は言うのですね。
 
 イエスはおっしゃられるのだそうです。
「わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。
然り。わたしはすぐに来る」と。
 
それで、私たちも答えるのですね。
「アーメン。主イエスよ。来てください」(黙示録Revelation221620)と。
今日も。
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