風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

奥義と秘義を現し、御思いを思い起こさせてくださる方によって

神は奥義と秘義を現す。ダニエル書2:22

 

弁護者、
すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、
あなたがたにすべてのことを教え、
わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。
ヨハネ14:26

マタイ7:7~12
 使徒21:1~14(通読箇所)
  (ローズンゲン日々の聖句8/7;月)

神は奥義と秘義を現される方。
人間の理性では計り知れない深い、隠されていることを現してくださる方なのだそうです。

私たちが「知識のことば」と呼んでいる〔聖である霊〕と呼ばれる方の働きの現れの一つがありますが、
私たちの分かるはずのないことも私たちの心の思いに思い浮かばせてくださる方なのですね。

バビロンの王ネブカデネザルが、いくつかの夢を見、そのために心が騒ぎ、眠れなくなったとき、
国中の呪法師、呪文師、呪術師、バビロンの知者を呼び寄せて、
自分の見た夢とその解き明かしを知らせるよう求め、
「もし、あなたがたがその夢とその解き明かしを私に知らせることができなければ、あなたがたの手足を切り離させ、あなたがたの家を滅ぼしてごみの山とさせる。
しかし、もし夢と解き明かしとを知らせたら、贈り物と報酬と大きな光栄を私から受けよう。
だから、夢と解き明かしを私に知らせよ」と命じられたとき、
バビロンの知者たちは、「王のお尋ねになることは、むつかしいことです。
肉なる者とその住まいを共にされない神々以外には、それを王の前に示すことのできる者はいません」と答えるしかなく、
王は、怒り、大いにたけり狂い、バビロンの知者をすべて滅ぼせと命じたのだそうです。

それで、ダニエルたちも殺されることになったのですが、ダニエルとユダヤから一緒に捕囚として連れて来られていた3人の同僚は、天の神のあわれみを請い願ったのだそうです。
そのとき、夜の幻のうちにこの秘密がダニエルに啓示されたので、ダニエルは王の前に出て、
「天に秘密をあらわす一人の神がおられ、この方が終わりの日に起こることをネブカデネザル王に示されたのです。あなたの夢と、寝床であなたの頭に浮かんだ幻はこれです」と、王の見た夢を示し、
天の神、主がネブカデネザル王に夢で示した、この世界史の中で、ネブカデネザル王にから始まって起こり、ギリシャローマ帝国に至る4つの国のこと、
そして、この世の終わりに起こる永遠の国のことを解き明かしたのだそうです。

それで王は、「あなたがこの秘密をあらわすことができたからには、まことにあなたの神は、神々の神、王たちの王、また秘密をあらわす方だ」と答え、
ダニエルを高いくらいにつけ、
彼にバビロン全州を治めさせ、
また、バビロンのすべての知者たちをつかさどる長官とした(ダニエル2章)のだそうです。



天の〔御子である神〕の栄光の座を後にして、「女の子孫」(創世記3:15)として人の世に降り、私たちに代わって、私たちのそむきの責任をご自身に負って十字架刑での処刑を受けてくださって、贖いの業を完成させ、墓に葬られ、三日目に死者の中から新しいからだに復活し、40日に渡って、何度も弟子たちに現れ、神の国について語った後、弟子たちのみている前で、オリーブ山から、天の、〔父である神〕の右の座に帰られたイエス

〔父である神〕が、そのイエスを通して、私たちに派遣してくださる弁護者、もう一人の助け主、〔聖である霊〕と呼ばれる方は、このダニエルの時のように、奥義と秘義をあらわしてくださる方、
すべてのことを教え、イエスが弟子たちに話したこと、〔父である神〕の御思いを思い起こさせ、心に置いてくださるのだそうです。

だから、「わたしと心を一つにして生きるようになるために、この方を、求め続けなさい、捜し続けなさい、門をたたき続けなさい」と言われるのですね。
求める者は受け、探す者は見つけ出し、門をたたく者は開けてもらえるのだそうですから(マタイ7:7~8)。

 

パウロは、この方、〔聖である霊〕と呼ばれる方の導きに従って、周りの者たちが止めるの振り切ってエルサレムに上り(使徒21:1~14)、
預言のことばのとおりに、捕らえられ、カイザリアでの2年の獄中生活の後(使徒24:27)、
ローマに護送され、ローマ皇帝の裁判において、ローマ皇帝とその側近、元老院の議員たちの前でイエスを証しすることとなり(ルカ21:12~15)、
皇帝の親衛隊のすべてにもイエスのことが伝わることになったのだそうです(ピリピ1:12~14)。

〔聖である霊〕と呼ばれる方は、受け入れる者のうちに来て、奥義と秘義をあらわし、
〔父である神〕が一人一人を通してしようと思っていらっしゃる御思いを、心に置いてくださるのだそうですから(エゼキエル36:25~28)。
今日も。



[にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ]

 

[https://blog.with2.net/link/?1470390人気ブログランキングへ]