風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

主は生きておられ、語られるのだそうですから。今日も。

 主は生きておられる。
私の神が言われる事を私は告げる。
歴代誌下18:13

 御言葉を宣べ伝えなさい。
折が良くても悪くても励みなさい。
Ⅱテモテ4:2

 使徒15:4~12
 ホセア書12:1~11(通読箇所)

   (ローズンゲン日々の聖句7/5;木)

 イスラエルが、北イスラエル王国と南ユダ王国に分かれていた
BC850年ころのこと、
イスラエルの王アハブは、
南ユダの王ヨシャパテを誘って、
ラモテ・ギルアデのアラム人を攻めようとしたのだそうです。

 そのとき、ヨシャパテは、
「まず、主の言葉を伺ってみてください」と提案したのだそうです。
そこで召し集めらた預言者たち、400人は、
「上って行きなさい。
そうすれば、神は王の手にこれを渡されます」と預言していたのだそうです。

 預言者ミカヤを呼びに来た王の使者は、
「いいですか。
預言者たちは口をそろえて、王に対し良いことを述べています。
お願いですから、あなたも皆と同じように語り、
良いことを述べてください」と言ったのですが、

 ミカヤ
「主は生きておられる。
私の神が告げられることをそのまま述べよう」(新改訳)と答えたのだそうです。

 そのように、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、
自分につごうの良いことを言ってもらうために、
気ままな願いをもって、
次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、
真理から耳をそむけ、
空想話にそれて行くようになるのですね。

 それで、パウロは、弟子のテモテに
「みことばを宣べ伝えなさい。
時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。
寛容を尽くし、
絶えず教えながら、
責め、戒め、また勧めなさい」(Ⅱテモテ4:2~4 新改訳)と命じているようです。

 初代教会の頃、
パウロの宣教によって生まれたアジア州(今のトルコ)の異邦人教会に、
ユダヤから下ってきた人たちが、
モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、
あなたがたは救われない」と教えて、

 「イエスを信じるだけで救われる」と伝えていた
パウロたちと対立していたのだそうです。

 そこで、この問題を話し合うため、
パウロたち数人がエルサレムに上ったのだそうです。

 パリサイ派(律法を自分で守ることに熱心なグループ)の者で、
エスを信じるようになった人々は、
「異邦人にも割礼を受けさせ、
また、モーセの律法を守ることを命じるべきである」と主張したのだそうです。

 激しい論争があって後、
ペテロが立ち上がって、
「兄弟たち。
ご存知のとおり、
神は初めのころ、
あなたがたの間で事をお決めになり、
異邦人が私の口から福音のことばを聞いて信じるようにされたのです。
そして、人の心の中を知っておられる神は、
私たちに与えられたと同じように異邦人にも聖霊を与えて、
彼らのためにあかしをし、
私たちと彼らとに何の差別もつけず、
彼らの心を信仰によってきよめてくださったのです。

 それなのに、なぜ、今あなたがたは、
私たちの父祖たちも私たちも負いきれなかったくびきを、
あの弟子たちの首に掛けて、神を試みようとするのです。
私たちが主イエスの恵みによって救われることを私たちは信じますが、
あの人たちもそうなのです」と言って、
「神に立ち返る異邦人を悩ませてはいけない。
どんな重荷も負わせない」(使徒15:1~29)という結論に導かれたのだそうです。

 この問題は、
今、異邦人の私たちが主体の信じる者の集まりでは、
あからさまなかたちでは、ほとんど問題になりませんが、
ユダヤ教の人たちが、どんどん、イエスをキリストとして受け入れ、
加わって来ると再燃することになるのかもしれません。

 現に、メシアニックジュウ(イエスをキリストと信じたユダヤ人)の間では、
この問題が起こっているようですから。

 私たち、天の神、主の、憐れみと恵みによる、
エスが受けてくださった十字架刑での処刑で、
「神のひとりのようになり、善悪を知るようになっている」
私たちの〔生まれたときからの私〕という霊を、
処刑済みのもの、死んだものとしていただいていることを認め
(これを生かし、立派にし、きよめ、信仰深くしていくのではなく)、

 このイエスを通して来てくださる
〔聖である霊〕と呼ばれる方によって、
〔父である神〕の御思いを心に置いていただいて、
〔父である神〕の御思いによって生きる(エレミヤ31:31~33、エゼキエル36:25~28)
この新しい生き方をもらって行くようにと勧められているのですね。

 〔父である神〕は、
〔聖である霊〕と呼ばれる方によって、
私たちの心に語り、
幻(神がこれからしようとされていること)を
示してくださる(ホセア12:10)のだそうですから。
今日も。

 

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