風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

神、ご自身が、私の相続財産となってくださって

 主よ、
あなたは私の避けどころ、
命あるものの地で、
私の分となってくださる方。
詩142:6

 私たちの主イエス・キリスト
父である神がほめたたえられますように。
神は豊かな憐れみにより、
私たちを新たに生まれさせ、
死者の中からのイエス・キリストの復活によって、
生き生きとした希望を与えました。
Ⅰペテロ1:3

 Ⅰコリント9:16~23
 ヨハネ8:21~29(通読箇所)

   (ローズンゲン日々の聖句8/2;木)

 天の神、主、
「『わたしはある(IAM)』という者」と名乗られる方(出エジプト3:14)が、
私たちの避難所、
私たちの相続財産となっていてくださる、というのですね。

 私たちが、
そうしていただく値打ちがあるから、とか、
そうしていただくのにふさわしい者になったから、
そうしていただける、
ということではなく、

 私たちには何の期待もできない者であることをよくご存じのうえで、
天の神、主ご自身が私たちを憐み、
ご自身の側で一方的に、
必要な手続きの全部を済ませて、
ただ、「受け取っておくれ」と差し出していてくださっていることなのだそうです。 

 〔御子である神〕が、
人となって、人の世に、
私たちのこの歴史の中に来てくださり、
およそ、33歳の頃、
私たちの身代わりになって、
神に背く者、神に呪われた者となって
十字架刑での処刑を受けてくださったのだそうです。

 〔父である神〕は、
この、人となられた〔御子である神〕、イエスの処刑を、
私たち自身である、
私たちの〔生まれたときからの私〕という霊の処刑と見なしてくださるのだそうです。

 天の神、主、
「『わたしはある(IAM)』という者」と名乗られる方は、
私たち人間を、
「われわれのかたちとして、われわれに似せて」(創世記1:26)
と願って造られたのだそうです。

 「われわれ」、
〔父である神〕、
〔御子である神〕、
〔聖である霊〕と呼ばれる神が、
それぞれ、全知、全能、永遠不変の方でありながら、
「あなたはあなた、わたしはわたし」と自己主張し、
自分の思うところをやっていくのではなく、

 愛と尊敬において、
相手を大切に思い、
相手の思いが成ることを願い、
自由意思で自発的に心を一つにしていらっしゃる、
その一つに、
愛において、自由意思で、自発的に、加わる者をと願って。

 けれども、最初の人、アダムとエバは、
この、造られた場、
神との一つの場にどまることを善しとしないで、
もっと偉い者に、すばらしい者になろうと志して、
与えていただいている自由意思によって、
「神のひとりのようになり、
善悪を知る」ようになる道を選んだのだそうです(創世記3:5、22)。
創造の目的からずれた者、「的外れ」な者に。

 そして、アダムの子孫である私たちも、
この「的外れ」の性質を負って生まれて来ているのですね。

 〔父である神〕は、
その、「的外れ」になっている私たちの〔生まれたときからの私〕という霊を、
エスの十字架刑での処刑に合体したものとしてくださり、
処刑されたもの、死んだものと手続きしてくださるのだそうです。

 十字架に架かられたイエスは、
墓に葬られ、
三日目、日曜日の早朝、
死人のうちから新しい霊のからだに復活し、
40日に渡って何度も弟子たちに現れ、
神の国のことを語った後、
オリーブ山で、弟子たちが見守る中、
天の〔父である神〕の右の座に帰られたのだそうです。

 〔父である神〕は、
そのイエスを通して、
受け入れる者にもう一人の方、
〔聖である霊〕と呼ばれる方を派遣してくださり、
この方によって、
受け入れる者の心に、
御自身が私たち一人一人に思っておられる御思いを置き、書きつけてくださって、
受け入れる者がご自身と同じ思いを思い、
一つ心になって生きるようにしてくださるのだそうです。

 〔聖である霊〕と呼ばれる方によって
新しく生まれた者(ヨハネ3:1~8)、
神を「わが相続財産」とする、生き生きとした希望に生きる者に。

 イエスが、
「わたしはわたし自身からは何事もせず、
ただ父がわたしに教えられたとおりに」していると言っておられるように、

 私たちも、
下から、地から、
〔生まれたときからの私〕という霊から出て来る思いによって生きるのではなく、

 上から、天から、
〔父である神〕から来る思いによって生きる者に(ヨハネ8:23~29)。

 律法の下にいるユダヤ人には、ユダヤ人のように、
律法を持たない異邦人には、異邦人のように、
弱い人々には弱い者になる、
自由な者に(Ⅰコリント9:19~23)。

今日も。

 

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