風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

激しい苦しみの中で、なお、信頼し続けて

私は信じる、
「激しい苦しみに襲われている」と言うときにも。詩編Psalms11610 
 
 もし、子があなたたちを自由にすれば、
あなたたちは本当に自由になる。ヨハネJohn836
 
 マタイMatthew1:(11718212225
 ロマ書1Romans17
 ルカLuke16780
    (ローズンゲン日々の聖句12/24;土)
 
 マリヤが3か月、どこかに行っていて、帰って来たら妊娠3か月であったことは、いいなずけのヨセフにとっても、大きな悩み、大きな苦しみであったようです。
 
 当時のユダヤでは、婚約中とはいえ、結婚する前に妊娠するようなことは、
ふしだらな者として世間から非難されることだったようです。
 
 まして、ヨセフには身に覚えのないことだったのですから。
 
 けれども、もし、マリヤのお腹の子が、自分の子どもではないことを公表するなら、
ヨセフ自身の身の潔白は立ちますが、
マリヤは不貞を働いた者として、さらし者になり、石打の刑で処刑される可能性もあったようです。
 
 だから、ヨセフの悩みは大きかったのですね。
悩み抜いた末にヨセフが出した結論は、婚約を解消することでした。
婚約を解消すれば、マリヤがさらしものにされ、石打にされることもなく、
また、その相手と一緒になることもできるだろうと考えたようです。
 
 ダビデ王の子孫であるヨセフ(マタイMatthew117)。
救い主キリストの出現を待ち望み、
救い主はダビデ王の子孫として生まれるという預言も知っており、
マリヤも自分と同じダビデ王の子孫であったとしても(ルカLuke32338、ヘリはマリヤの父でヨセフの義父)、
まさか、自分の婚約者から救い主キリストが生まれるなどとは考えも及ばなかったのでしょうね。
 
 ヨセフがこのことを思いめぐらしていたとき、
主の使いが夢に現れてヨセフに告げたのだそうです。
 
 「ダビデの子ヨセフ。
恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。
その胎に宿っているものは聖霊によるのです。
マリヤは男の子を産みます。
その名をイエス(主はわが救い)とつけなさい。
この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です」(マタイMatthew12021)と。
 
 それで、ヨセフは、大きな悩みの中にありながらも、この言葉を信じ、
マリヤを妻として迎え入れたのだそうです。
 
 天の神、主は、十字架刑で処刑され、墓に葬られたイエスを、
三日目、日曜日の早朝、新しい「霊のからだ」に復活させ、
大能によって公に、
このイエスこそ神の御子と指し示されているのだそうです(ロマRomans14)。
 
 そして、この神の御子イエスが、私たちを自由にしてくださるので、
信頼し、受け取った者たちは、自分の「神の一人のようになり、善悪を知る者」となっている「生まれたときからの霊」を死んだ者としていただき、自分の善悪の判断から解放されて、天の神、主と思いを一つにする者としていただき、本当に自由になるのだそうです。
今日も。
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