風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

神を見る。単一な心で

あなたたちの神、主は神々の中の神、
主なる者の中の主、
偉大にして勇ましく畏るべき神、
人を偏り見ず、
賄賂をとることをしない。
申命記10:17

心の清い人々は、幸いである。
その人たちは神を見る。
マタイ5:8

 Ⅱコリント12;1
 列王記上22:1~23(通読箇所)
   (ローズンゲン日々の聖句7/17;金)

 天の神、【主】、
「『わたしはある(I am)』という者」
と名乗られる方(出エジプト3:14)は、
神々と呼ばれている者とは違う、
はるかにその上におられる方。
偉大で力があり、畏れかしこむべき方。
えこひいきをせず、賄賂わいろを捕らず、
みなしごや、やもめのためにさばきを行い、
寄留者を愛し、これに食物と衣服を与えられる方。

 それで、私たち、この方から、
「われわれのかたちとして、
われわれの似姿に」(創世記1:26)と願われ、
この方と思いを一つにする者として造られていながら、

もっと素晴らしい者になろうとして、
「神の一人のようになり、善悪を知る」ようになって、
「的外れ」になっていて(創世記3:5、22)、
心に図ることがみな、いつも悪に傾き、
暴虐で地を満たす(創世記6:5、13)ばかりの者も、

その自分の「的外れ」の実体を認め、
二心をやめ、単一な心になって
この方の御前に出て行くなら(ヤコブ4:8)、

 

【父である神】は、
御子イエスの受けられた十字架刑での死を私の死とし、
私の〔生まれたときからの私〕という霊を死んだものと
してくださるのだそうです。

そのうえで、
死んで墓に葬られ、
三日目、日曜日の早朝、新しい霊のからだに復活され、
40日にわたって何度も弟子たちに現れ、
神の国のことを語ったのち、
オリーブ山で、弟子たちが見ている前で上げられ、
天の、【父である神】の右の座に復帰されたイエスを通して、

もう一人の方、【聖である霊】と呼ばれる方を
私たちに派遣してくださって、
この方によって、私たちの心にご自身の御思いを置き、
書きしるして、私たちの心にご自身の御思いがあるようにし、
受け入れる者がご自身と思いを一つにして生きるようにしてくださるのだそうです。

 それで、私たちにも、この神の御業が実現し、
心に神をおそれかしこむ思い、
人をかたより見ず、賄賂わいろを取らず、
みなしごややもめ、寄留者など、
社会的に弱い立場の人のことを心にかける思いも
あるようにしてくださるのだそうです。
 

 私たちを第三の天、パラダイスにも引き上げてくださり、
また、私たちの弱さのうちに、ご自身の力を現し、
私たちが弱いときにこそ、強い者とし、
エスのゆえに、弱さ、侮辱、苦悩、迫害、困難をも
喜ぶようにもしてくださって。(Ⅱコリント12:1~10)
 

 けれども、自分の力で、自分の心を清くし、良い者になって、
神の御前に自分の努力、信仰心を誇ろうとするなら、
「的外れ」になっている、自分の
〔生まれたときからの私〕からの切り替えができず、
かえって、偽りの霊に惑わされることにもなるようです。
アハブ王の前で預言していた預言者たちのように。(Ⅰ列王22:1~23)

 単一な心になって、
「的外れ」の私から出て来る思いを
そのままにイエスの御前に差し出し、
見ていただき、受け取っていただきながら、
【聖である霊】と呼ばれる方の働きの中へと。
今日も。

 

 

 

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