ご自身の計画と恵みによって私たちを救い

わたしは、
私の名のために怒りを抑え、
わたしの栄誉のために耐えて、
お前を滅ぼさないようにした。ｲｻﾞﾔ書48：9

神が私たちを救い、
聖なる招きによって
呼び出してくださったのは、
私たちの行いによるのではなく、
ご自身の計画と恵みによるのです。
この恵みは、
キリスト・イエスにおいて
私たちのために与えられました。Ⅱﾃﾓﾃ1：9

　ﾖﾊﾈ3：17～21
　哀歌3：1～33（通読箇所）
　　　（ローズンゲン日々の聖句11/17；火）

　天の神、【主】、
「『わたしはある（I am）』という者」と
名乗られる方（出ｴｼﾞﾌﾟﾄ3：14）は、
私たち人間を、
「われわれのかたちとして、われわれに似せて」と思われて
創造されたのだそうです。（創世記1：26）

　【父である神】と【御子である神】、
【聖である霊】と呼ばれる神は、
それぞれ、全知、全能、永遠不変の方でありながら、
愛において、
自由意思で、自発的に
思いを一つにし、
行動を一つにし、
存在を一つにしておられる方。

　そして、その一つに、
愛において、自由意思で、自発的に加わる者をと願われて、
私たち人間を造った、と仰るのだそうです。

　そのように造られた最初の人アダムとエバでしたが、
彼らは、その、神との一つの場に留まることをせず、
もっと素晴らしい者に、
神のように自分の理性の判断で善悪を決める者になろうと。

　神に背き、神と対立、対抗し、
自分が神の上に立つ者になろうと。

　神の創造の目的から
「ハマルティア（的外れ）」な者となって。

　私たちも、アダムの子孫として、
この「ハマルティア（的外れ）」な者として
生まれてきているのだそうです。

　生まれたときから、造り主である神を無視し、
この方に対立、対抗して、
自分の理性の判断で善悪を決定する者に。

　だから、神は、私たちを怒り、
滅ぼしてもいい立場にある方なのですが、
怒りを抑え、遅らせ、それに耐えて。

　神は、創造の初めから、
この私たち人間の自由意思による背きを予知されていて、
私たち人間を取り戻す計画を立てておられたのだそうです。

　それで、ずっと、人間の歴史を導き、
そのご計画の時が満ちて、
【御子】である方を、人間イエスとして、
アダムの血統を持たない「女の子孫」として、
ダビデ王の子孫である一処女、マリアの胎を通して、
ダビデの町ベツレヘムに生まれさせ、
ナザレの貧しい大工ヨセフの子として育たれ、
およそ33歳の頃、ご計画のとおりに、
神に背いた者、神に呪われた者としての
十字架刑での死刑を受けられたのだそうです。

　ご自身の死によって、
私たち人間の、
「ハマルティア（的外れ）」になっている
〔生まれたときからの私〕という霊を
処刑が済んでいるもの、死んだものと手続きするために。

　さらに、死んで、墓に葬られたイエスは、
三日目、日曜日の早朝、
死人の中から新しい霊のからだに復活され、
40日にわたって何度も弟子たちに現れ、神の国のことを語り、
オリーブ山で弟子たちが見守る中、上げられ、
天の、【父である神】の右の座、
【御子である神】の御座に復帰されたのだそうです。

　そして、その【父である神】の右の座にあって、
【聖である霊】と呼ばれる方を私たち人間に派遣し、
この方によって【父である神】の御思いを
私たち人間の心に置き、書き記してくださって、
私たちの心に【父である神】の御思いがあるようにし、
受け入れる者が【父である神】と思いを一つにし、
【父である神】がしようと思われることを
していくようにしてくださるのだそうです。
神と心を一つにする者に、と。（使徒Ⅰ、2章、ｴﾚﾐﾔ31:31～34、ｴｾﾞｷｴﾙ36:25～28、ﾖﾊﾈ17:：21～23）

　私たちが善い行いができるようになったからではなく、
ご自身のご計画と恵みによって。

イエスによってすべての人が救われるように、と。（ﾖﾊﾈ3：17～21）

　だから、私たちが滅び失せないでいるのは、
この方の尽きないあわれみによるのだそうです。
この方は、私たちをいつまでも見放してはおられない方。
私たちを意味もなく苦しめ悩ませるようなことはなさらない方。

私たちも、いよいよ、この方を待ち望んで。（哀歌3：1～33）

　今日も。

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