風にそよぐ葦

プロテスタントのキリスト教会員です。「ローズンゲン日々の聖句」より、その日、その日の聖書の言葉を紹介しています。

ズレてしまっているのだそうです。私たちの理性の判断は。

災いだ、

賄賂をとって悪人を弁護し、

正しい人の正しさを退ける勇者は。イザヤ書Isaiah5:22~23

 

 あなたがたは、

自分の裁く裁きで裁かれ、

自分の量る秤で量り与えられる。マタイMatthew7:2

 

 黙示録Revelation3:7、8、10、11(12) 

 ルカLuke1:26~38

      (ローズンゲン日々の聖句12/21;水)

 

 私たちの自分の理性による判断は、このことばのように、ずれているもの、自分ばかりを正しいとするものなのだそうです。

 

 私たち人間は、天の神、主、「わたしはある」と名乗られる方によって、

「われわれが一つになっているように、われわれと一つになるものがもっと欲しい」と

望まれて造られたものなのだそうです(創世記Genesis1:;26、ヨハネJohn17:21~23)。

 

 けれども、最初の人、アダムとエバは、

この天の神、主、「わたしはある」と名乗られる方と一つになっている場に留まるよりも、

もっと素晴らしい者に、なろうとして、

天の神、主に対抗して、

「神のひとりのようになり、善悪を知る者」(創世記Genesis3:5、22)になって、

天の神、主に聞こうとせず、

自分の理性を神とし、自分の理性の判断を実現していく者になったのだそうです。

 

 その、最初の人アダムの「的外れ」を受け継いでいる私たち人間は、

神のように、「全知」になろうとして、部分的な知識しかなく、

「全能」になりたいと願いながら、自分の力の限界にぶつかり、

神のように清い者にと願いながら、汚い自分にぶつかり、

「永遠不変」なものでありたいと願いながら、病気になり、また、死ぬものである限界にぶつかるのですね。

 

 

そして、その足りない自分に不満で、

ありのままの自分を受け入れることができない存在になっているものなのだそうです。

 

 その、造られた場からずれてしまっている、私たちの理性、その判断は的外れになっていて、

力を持ち、権力を持つほどに、

「悪を善、善を悪とし、

やみを光、光をやみとし、

苦みを甘み、甘みを苦みとし、

おのれを知恵あるものとみなし、悟りのあるものと見せかけ、

酒を飲むことの豪の者となり、

わいろのために悪者を正しいと宣言し、

正しい人を正しくないとしてしまうのだそうです(イザヤIsaiah5:20~23)。

 

 また、まじめに生きようと努力している人ほど、他の人の「なっていないさま」が目につき、

これを裁記き、非難する思いが出てくるのだそうです(マタイMatthew7:2~5)。

 

 天の神、主は、そのようにはずれてしまっている私たち人間を、なお、愛し、

ご自分と思いを一つにし、心を一つにする者に取り戻そうとしておられるのだそうです。

 

 それで、御子である方が、人間イエスとして人の世に来られて(ルカLuke1:26~38)、

私たち、すべての人間のすべてのそむきの責任をご自身に背負って、

神に背く者として十字架刑での処刑を受けてくださったのだそうです。

 

 そして、これを受け入れる者の「生まれた時からの霊」を、

イエスの死刑に合わせて処刑されたもの、死んだものとしてくださるのだそうです(ロマRomans5:11、ガラテヤGalatians5:24)。

 

 

 そのうえで、受け入れる者に、もう一人の助け主、

「聖である霊」と呼ばれる方を派遣してくださるのだそうです(ヨハネJohn14:16)。

 

 この方が、受け入れる者の心に、

「父である神」が一人一人に思ってくださっている思いを置いてくださるので、

受け入れる者は、

自分の「生まれた時からの霊」から出て来る思いを「死んだ者から来た思いである」と認めて横に置き、

この部分において、「父である神」と同じ思いを思い、一つ心になることができ、

「父である神」がその人を通してしようと思っておられることをしていく者にしていただけるのだそうです(ヨハネJohn14:12)。

 

 天の神、主は、このイエスが十字架刑による処刑を受けてくださって開いてくださった、

ご自分と思いを一つにして生きるようにとの新しい生き方を私たちが受け取り、

神がしようと思われることをする者になって、

やがて御国が実現するときに受ける、

「神と一つになっている者」としての栄光の冠をだれにも奪われないように、

と言っておられるのだそうです(黙示録Revelation3:11)。

今日も。

 

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