地獄の恐怖に替えて
主よ、どうか激しく怒らないでください。
いつまでも咎（とが）を
覚えていないでください。
どうか今、
私たちがみな、あなたの民であることに
目を留めてください。ｲｻﾞﾔ書64：8
ヨハネは書く：
私の子どもたち、
これらの事をあなたがたに書くのは、
あなたがたが罪を犯さないためです。
またもし誰かが罪を犯しても、
私たちには父の前で取りなしてくださる
イエス・キリスト、義しい方が
おられるのです。Ⅰﾖﾊﾈ2：1
ﾙｶ18：1～8
ｶﾞﾗﾃﾔ書2：11～21（通読箇所）
（ローズンゲン『日々の聖句』5/24；火）
―――― ☆ ――――
聖書が啓示している神、
天の神、【主】、
「『わたしはある（I am）』という者」と
名乗られる方（出ｴｼﾞﾌﾟﾄ3：14）は、
義をもって私たちをさばき、正義を全うされる方ですが、
また、私たちが「的外れ」な者、
自分の努力で正義を全うできない者であることを
御存じな方なのですね。
それで私たちの咎（とが）を問い、罰することを考えないで、
私たちを赦す方法を計画してくださったのだそうです。
【御子】である方を人として人の世に派遣し、
この方に私たちすべての人間の「的外れ】の責任を負わせて
死刑にし、
「ご自身と思いを一つにして生きる者を」と願われた
神の創造の目的から、
「神のひとりのようになり、
自分の理性の判断だけで善悪を決める者」になっている
私たちの〔生まれたときからの私〕という霊を
死刑が済んだ者、死んだものとの手続きをしてくださり、
私たちを処罰が終わっている者とし、
告訴する者がどんなに訴えても、
問われるべき責任が残っていない者と
していてくださっているのだそうですから。
そのうえで、もう一人の方、
【聖である霊】と呼ばれる方を私たちに派遣してくださって、
私たちの心に【父である神】の私たち一人ひとりに対する
御思いを置いて下さるのだそうです。
それで、私たちの心にも【父である神】の御思いが来て、
私たちが【父である神】と思いを一つにして生きることが
できるようにしてくださっているのだそうです。
それで、イエスの12弟子のひとり、使徒であるヨハネが
手紙で書き送っているように、
【父である神】と思いを一つにして生きる私たちは、
もう、神の御思いから反れた
「的外れ」な歩みをすることがないのですね。
そして、〔生まれたときからの私〕から出てくる思い、
「的外れ」な思いは、全部、イエスの御前に差し出し、
見ていただき、知っていただき、
受け取っていただきながら歩むのですね。
イエスが、失望しないで、
いつでも神との対話の中で生きるようにと話された
「不正な裁判官とやもめ」のたとえ話にあるように、
神は、夜昼、神に叫び求めている選ばれた者たちのために、
さばきを行わないで、
御業を現さないで、いつまでも放っておかれることは
ないのですから。（ﾙｶ18：1～8）
私たちは、ともすると、
以前の古い生き方に戻ってしまう者です。
聖書によって示されている神の御思いを
ペテロがパウロから叱責されたように。
自分の力、努力で行える者になって、
神の前に義であろうとする「律法的生き方」に。
しかし神は、律法を自分の力で行ってではなく、
キリスト・イエスに信頼することで義と認めてくださる道を
私たちの前に差し出していてくださるのですね。
〔生まれたときからの私〕によってはだれも、
神から義と認められるまでに
神の御思いを行うことができないのですから。
神は、わたし自身である〔生まれたときからの私〕という霊を
イエスの十字架刑での死に合体させてくださって
死んだもの、死刑が済んでいる者としてくださり、
イエス・キリストで生きる者、
イエスを通して来てくださる
【聖である霊】と呼ばれる方によって心に来る
【父である神】の御思いで生きる者に
してくださるのですから。（ｶﾞﾗﾃﾔ2：11～21）
今日も。
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